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2024.06.10

WING

東大・島津・塩野義、社会連携講座「国際下水疫学講座」開設

 空港下水や旅客機由来排水の病原体検出調査も

 

 東京大学大学院工学系研究科、島津製作所、そして塩野義製薬の3者が、工学系研究科附属水環境工学研究センター内に社会連携講座「国際下水疫学講座」を開設した。同講座を通じて3者は、下水疫学調査の技術基盤を確立し、社会実装への取り組みを広く世界に発信することを目指すほか、下水処理場や個別施設における下水疫学調査に加え、空港下水や旅客機由来の排水を対象とする病原体検出調査による「感染症の越境流入監視技術」を構築することを目指す方針だ。
 東京大学らによれば、「国際下水疫学講座」は、下水疫学という社会的要請の高い学術分野において東京大学と両社が連携し、社会実装の早期実現に向けた研究開発および実証調査を推進することで、当該学術分野の発展と公衆衛生の向上に寄与することを目指すというもの。

 

※写真=空港下水や旅客機由来排水の病原体検出調査も。「国際下水疫学講座」が開設

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