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日本DMC、沼津高専と災害時のドローン航路設定で共同研究
日本DMCは6月10日、沼津工業高等専門学校(沼津高専)と共同で、災害時物資輸送のための無人航空機向けの共通ドローン航路および個別飛行ルートの設定に関する研究を行うことを発表した。
大規模自然災害が発生すれば、道路や橋が渋滞や崩落により利用できなくなる可能性があり、無人航空機による救援物資、医薬品等の輸送が注目されている。ただ、他の航空機との空域調整が課題の一つとなる。
災害現場ではドクターヘリや消防防災ヘリコプターのほか、報道ヘリコプターなど複数機関の有人機が飛び交う。そこに、着々と社会実装が進んでいるドローンが飛び交うことになる。現状、災害時には国土交通大臣による緊急用務空域の指定が行われ、災害発生地域での無人航空機の飛行が制限されるのが一般的となっている。
また、災害時には、浸水、土砂崩れ、建物倒壊などにより、周辺状況の変化が発生するため、離陸地点、着陸地点、トラブル発生時の緊急着陸地点の設定も課題となる。
※画像=災害時を想定しドローン航路の設定など共同で研究する(提供:日本DMC)
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