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DICAS艦艇作業部会、進展させるべき取組み
エマニュエル大使、平時・有事で必要性強調
防衛省と米国防省は6月11日、都内ホテルで日米が装備品の維持整備などを協議するDICASの米海軍艦船共同維持整備に関する第1回目の作業部会が行われた。日本の民間造船施設を活用して、インド太平洋地域へ配備する米艦艇の修理・整備を行うための同部会。海上自衛隊や米海軍も参加する中、ラーム・エマニュエル大使はキック・オフのあいさつとして、インド太平洋地域の平和と安定のために特に重要だとし「平時には抑止力を強化し、有事の際には必要性に迫られる」と述べて、進展させるべき取組みであることを強調した。
エマニュエル大使は、事前に三菱重工業の造船所を視察したといい、その際に日本企業が持つ生産力やスケジュールの正確性について「感銘を受けた」とし、日本企業の高いポテンシャルを称賛すると「その能力をぜひ、集団的な抑止力強化に活用してほしい」と述べた。
※写真1=エマニュエル大使
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