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三菱重工業、ダクテッドファン型ドローン開発
独自の推力偏向装置搭載、2~3年後に実用化へ
三菱重工業は、ダクテッドファン型ローターを8基搭載したマルチコプタードローンの開発を進めている。ダクテッドファンとすることで安全性を高めたほか、作業中に壁面に衝突しても、ローターが壊れて墜落するような事態を回避することができる。さらに、この機体には、独自開発した推力偏向システムを搭載しており、精度の高い機体制御を行うことができるようにした。
三菱重工業は「ダクテッドファン形態とすることで、ローターの回転部分が露出していないため、万一、人に触れたとしても怪我をするようなことはない」としたほか、あるいは「壁面に衝突しても、ローターが壊れて墜落するような事態に至らない。人の真横で作業したり、あるいは狭いところに入り込んで作業することができる」と、ダクテッドファンとしたことのメリットを強調した。
※写真=三菱重工業はダクテッドファン型のマルチコプターを開発。インフラ点検・整備、高所作業用などの市場をターゲットにしている
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