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2018.12.12

WING

TAURUS、大型長射程空対地ミサイルを紹介

 強固な地下指揮施設の攻撃が可能

 

 独TAURUSシステムズ社(MBDAドイツとサーブの合弁会社)は先頃、JA2018に大型長射程空対地ミサイルTAURAS KEPD350Eを出展した。同ミサイルは射程500キロメートル以上、全備重量1.4トンの大型ミサイルであり、敵の防空網の圏外から発射できるスタンドオフ能力もさることながら、地下深くの敵指揮施設の何層もの床を貫通して、最深部で爆発する特殊な信管に特長があるという。通常の時限信管と異なり、床を突破する衝撃の回数により階層をカウントし、設定した階層で起爆する仕掛けだとしている。
 既に韓国のF-15K戦闘機、ドイツのトーネードTDS攻撃機、スペインのEF-18戦闘機に採用されており、航空自衛隊のF-15にも容易にインテグレートできるとしている。

 

※写真=ドイツ空軍のタイフーンに搭載されたTAURUS KEPD350Eミサイル(提供:TAURUS Systems)