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2018.12.12

WING

超音波洗浄技術でワイパーレス風防の実現!?

 様々な応用に期待、自己除氷やタッチパネルのクリーニングも

 

 静粛超音速旅客機開発を目指す米国のスパイクエアロスペースは12月10日(米国ボストン現地時間)、Innovasonic社との間で、超音波ガラス技術の可能性を探求することで合意したことを発表した。両社は超音波ガラス技術が、除氷やワイパーレスの風防、さらにはタッチスクリーンのクリーニングなどを実現することで、航空機やその他の輸送モードにおいて大幅な効率化を測ることができるとみている。
 Innovasonic社の自己洗浄技術は、いわゆる超音波洗浄技術を応用したもので、この技術は例えば、メガネ洗浄機など、超音波洗浄機として広く活用されている。これをウィンドシールドや照明カバー、センサーカバー、さらにはライダー、レーダー、カメラ機器などに応用しようというものだ。

 

※写真=超音波洗浄技術を航空機に応用へ。スパイクエアロスペースとInnovasonic社が可能性を探ることに(提供:スパイクエアロスペース、Innovasonic社)