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2024.07.01

WING

ANAHD株総、芝田社長「配当水準は決して十分ではない」

 財務基盤回復・成長投資で株価上昇、配当性向30%目指す

 ANAホールディングスは6月27日、都内で第79回定時株主総会を開催した。来場者数は1067名(前回:1040名)で、所要時間は1時間55分(同:1時間48分)、質問者数は16名(うち1名動議)だった。2024年3月期、同社は実に5期ぶりの復配(1株50円)に。これまで4期連続の無配となっていたが、コロナ禍でより強靭なコスト耐性を身に着け、再び成長軌道へと乗ろうとしている。
 そうしたなかで開催された株主総会で芝田浩二社長は「当期の配当水準は決して十分ではない」との認識を示しつつ、「財務基盤をコロナ前の水準に復元し、さらなる事業の成長を通じて、一層の配当水準の引き上げを早期に実現するとともに、自社株買いも選択肢の1つとして株主還元の充実を図り、皆様のご期待に応えていく」と決意を述べた。