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2024.07.01

WING

サフラン・MTU、合弁会社EURA設立へ

 次世代ヘリ搭載エンジンを共同開発

 サフラン・ヘリコプター・エンジンズとMTUエアロ・エンジンズは去る6月26日(現地時間)、次世代軍用ヘリ搭載用エンジンを開発する合弁会社EURA(EUropean Military Rotorcraft Engine Alliance)を設立するための協力協定に調印した。
 新設するEURAは、欧州数カ国の産業および技術パートナーと協力し、より大規模なプログラムの中核を形成することを目指す。欧州の次世代軍用ヘリコプターに搭載するべく、100%欧州製の新型エンジンを共同開発することを目指す方針だ。
 新会社EURAは、サフラン・ヘリコプター・エンジンズ本社のあるボルド(フランス)を拠点とし、CEOはMTU社内から選出する。この合弁事業では、2040年までに就航が予定されている欧州の次世代軍用ヘリコプターに搭載する、新しい大型ヘリコプター用エンジンの開発に注力することになる。