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2024.07.04

ウイングトラベル

★観光庁、デジタルノマドの誘客モデル実証事業決定

 5件を選定、受入体制の構築へ

 

 観光庁はデジタルノマド(国際的なリモートワーカー)の誘客に先駆的に取り組むモデル実証事業として5つの事業を選定した。今後デジタルノマドの特性・ニーズを踏まえた受入体制の構築、滞在プログラムの造成などに取り組む実証事業を実施していく。
 デジタルノマドの受け入れに関しては政府が昨年6月に策定した「新時代のインバウンド拡大アクションプラン」においてビジネス分野における人的交流促進策の1つとして掲げ、これに基づき今年4月に6カ月以内の滞在で国際的なリモートワークを行う者とその子供・配偶者に対して在留資格を付与する新たな制度がスタートした。
 これを踏まえて観光庁はデジタルノマドの継続的な受け入れに向けた体制の構築・地域戦略の策定滞在プログラムの造成やモニターツアーの実施。滞在中のデジタルノマドに対するフォロー体制の整備、誘客に向けた情報発信、効果検証・フォローアップに関して実証事業に取り組む事業者を公募。有識者による審査を経て5つの事業を決定した。
 採択された事業主体と事業名は以下の通り(カッコ内は実施地域)。

 

▼日向市=新たなコミュニティ形成に向けたローカル・デジタルノマドワーケーション実証事業(宮崎県日向市)
▼パソナJOBHUB=デジタルノマド×地域企業とのビジネスマッチングによる金澤の文化・観光活性化プロジェクト(石川県金沢市)
▼福岡市/福岡観光コンベンションビューロー=福岡市を拠点とした別府市、長崎市、五島市との連携による広域でのデジタルノマド受入実証事業(福岡市、大分県ぺっぷし、長崎市、長崎県五島市)
▼キッチハイク=デジタルノマド家族向けの3〜6カ月長期滞在プログラム(和歌山県、和歌山県西牟婁郡白浜町)
▼NomadResort=NomadResort in Okinawa2024(沖縄県名護市・沖縄島北部やんばるエリア・沖縄市)