航空貨物、5月の需要は14.7％増、6カ月連続で2桁成長

　貿易拡大・eコマース好調など追い風に

　国際航空運送協会（IATA）がまとめた5月の世界の航空貨物市場に関するデータによれば,貨物需要を表すCTKは、前年同月比14.7％増加し、6カ月連続で2桁成長を記録するなど好調に推移していることを明かした。なかでも国際航空貨物需要は前年同月比15.5％伸びた。利用可能貨物スペースの供給を表すACTKは6.7％増加した。国際線は10.2％増加したという。
　IATAのウィリー・ウォルシュCEOは「5月の航空貨物需要は全地域で急増した」とコメント。「このセクターは、貿易の拡大、活況を呈するeコマース需要、さらには海上輸送のキャパシティが制約されている恩恵を受けた」と説明し、「購買担当者は将来の成長への期待を示しており、見通しは概ね良好だ」と話すなど、航空貨物市場の視界は良好であることに触れた。