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兵庫県、空飛ぶクルマ実装へ6事業者選定
万博後見据えた社会実装加速、各社が具体案
兵庫県は7月3日、2025年大阪・関西万博を機とした「空飛ぶクルマ」の社会実装の実現と、兵庫県内に空飛ぶクルマ産業のエコシステムの形成を目指して公募していた「空飛ぶクルマ実装促進事業」について、6事業者を選定したことを発表した。
選定されたのは、丸紅、日本航空(JAL)、一般財団法人MASC、三井物産、エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン、そして兼松の計6事業者だ。
このなかで各社は具体的な時間軸を示したビジネス構想を示すなど、空飛ぶクルマの社会実装に向け、民間事業者が踏み込んだ提案を行ったかたちだ。
※この記事の概要
・丸紅、訪日・富裕層向け需要調査
離発着場の適地調査・運航計画策定など
・JAL、今年度からパイロット・整備士訓練
万博で2地点輸送、26年度に短距離輸送サービス
・MASC、26年度に国内訓練と中核基地整備
27年度以降に事業会社設立視野、事業用機体導入も
・三井物産、運航管理プラットフォーム構築
27年度以降、機体管理と離発着場運営システム開発
・エアバスヘリ、空クルの医療有効活用検討
航空医療サービスエコシステム開発支援
・兼松、神戸WFや城崎温泉で離発着場設置と運営事業化
今年度は素案策定、環境アセスへ準備も など