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統幕、今年度第1四半期緊急発進は159回
前年下回るも中国無人機飛来事案が活発化
統合幕僚監部は7月11日、2024年第1四半期(2024年4月1日~6月30日)に行った緊急発進が前年同期比79回減の159回だったと発表した。推定を含めて対象航空機を対象国・地域別にみると、中国機は全体の約66%を占め、ロシア機が約33%だった。
中国機に対する発進回数は前年同期比52回減の105回であり、ロシア機には21回減の52回と、いずれも前年同期を下回った。緊急発進回数は2013年度から高い水準で推移しており、今回の中・露機に対する発進回数は13年度以降の水準では比較的低く推移したものの、依然日本周辺で活発に活動していることを示す。日本領空へ接近した航空機については中・露ともいずれも情報収集機で、緊急発進の回数が最も多かった。
※写真1=5月27日に対領空侵犯措置で初確認したWL-10偵察・攻撃型無人機(提供:統合幕僚監部)
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