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高まる空飛ぶクルマへの期待、その利用意向も急上昇
三菱地所・JAL・兼松ら調査、1~2万円で半数以上利用意向
三菱地所、日本航空(JAL)、そして兼松の3社で結成したコンソーシアムは、都内で空飛ぶクルマの社会実装を目指したプロジェクトを進行中だ。先月開催された「空の移動革命実現に向けた東京都官民協議会」のなかで、その事業報告を説明した。
このコンソーシアムでは、三菱地所が代表事業者として全体を統括するほか、運航・ポート与件を踏まえた街やビルなどへの実装を検討するほか、バーティポート設置・利用にかかる折衝を担当。JALは運航実証のほか、運航事業目線でバーティポートの与件整理、管制・運航に関する検討調整、そしてビジネスモデルの検討などを担っている。兼松は海外における規制・技術動向を踏まえたバーティポート与件などの情報提供と整理を、さらにはポート運営に関する検討、情報整理を進めている。
そうしたなかこの3社によるコンソーシアムは今年2月、将来的な空飛ぶクルマの運航を模擬し、ヘリコプターを活用した移動体験を、東京臨海部(ゆりかもめ青海駅南側特設会場)とオフィス街の中心地である丸の内地区(新丸ビル屋上)、東京ヘリポートを結ぶかたちで実証実験を行った。
さまざまなメディアからも大きな注目を集めた実証実験となったが、3拠点5ルートを結ぶルートの搭乗料金は一律1万7600円に設定。やや高額かとも思われたが、それでも募集枠74名に対し200名以上の応募の応募があったとのことで、一般の空飛ぶクルマに対する期待値を表す結果となった。
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