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JAXA山川理事長、サイバー攻撃情報漏洩で「改めてお詫び」
「再発防止向けて情報セキュリティ対策一層強化」
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の山川宏理事長は7月12日に記者会見に臨み、既報の通り去る7月5日に公表したサイバー攻撃による情報漏洩について、「皆様に多大なご迷惑をおかけしたことは大変遺憾であり、改めてお詫びを申し上げると共に、信頼関係を損ないかねない事案として重く受け止め、再発防止に向けて引き続き情報セキュリティ対策を一層強化していく」とした。
この問題は昨年10月、JAXAのVPN(Virtual private Network)機器を狙ったサイバー攻撃が発生したもの。第三者がVPN装置の脆弱性を起点にJAXAの一部のサーバ及び端末に侵入し、先だって公表された脆弱性が悪用された可能性が高いことが明らかになったことのほか、侵入したサーバからさらに侵害を広げてアカウント情報などを窃取したこと、窃取したアカウント情報などを用いて、Microsoft365に対して正規ユーザを装った不正アクセスを実施していたことを確認した。
※写真=サイバー攻撃の脅威に直面したJAXA。機微な情報の漏洩はないとするが再発防止へセキュリティを強化する
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