記事検索はこちらで→
2024.07.18

WING

国交省、舗装材調査で羽田含む72件で使用済み材

 福岡・那覇ではデータ欠損で確認できず

 国土交通省は7月17日、契約と異なるアスファルト合材を使用したとする工事の報告を受けて行った全国調査で、調査対象の工事1104件中、空港施設を含め72件の工事で新品ではない使用済みのアスファルトが使用されていたことが分かった。そのうち空港では羽田空港が対象となっており、B滑走路他舗装改良工事(2022年度発注)、K誘導路舗装改良工事(22年度発注)、A滑走路等舗装改良工事(23年度発注)で使用済みアスファルトが使われていた。
 この度の全国調査は、舗装事業者のNIPPOおよび鹿島道路が新品でないアスファルトを使ったとする報告を受け、国や高速道路会社などが新規骨材によるアスファルト合材の使用を指定した工事で、22年5月1日以降に引渡しを受けた工事を対象に行った。この結果を踏まえて国交省では、舗装事業者の第三者調査委員会による原因究明と、再発防止策の報告と併せて厳正に対処するとしている。