記事検索はこちらで→
2024.07.24

WING

空自百里基地へ昨年に続き仏空軍機が着陸

 ラファールやF-2が空中給油など共同訓練

 

 航空自衛隊百里基地で7月19日、フランス航空宇宙軍の航空機が飛来して日仏共同訓練が行われた。仏空軍では戦闘機や空中給油機が日本を訪れたのは昨年に続く2度目であり、インド太平洋地域へ展開するミッション「ペガーズ」として地域のプレゼンスとパートナーシップを強化する。空自では、連携を深める仏軍の訪問を「自由で開かれたインド太平洋」の実現に資するものとして歓迎し、相互理解の促進と防衛協力のさらなる深化を図る。
 この共同訓練では空自第7航空団のF-2戦闘機や、仏空軍のラファール戦闘機などが編隊航法訓練や空中給油訓練を行って、戦術技量向上のほかに相互理解の促進を図った。訓練後、A330MRTT空中給油機やラファール戦闘機が続けて百里基地へ着陸し、訓練指揮官を務めたギョーム・トマ空軍准将が空中給油機から降機。開いた会見で、ミッション・ペガーズで目指すのは、短期展開によってインド太平洋地域の海外領土を支援できるようにすること。さらに地域の友好国や同盟国との相互運用性を向上させ、特に日本とはロジスティクスの相互補完を高めて日仏関係の価値と信頼を示すなどと説明した。

 

※写真1=昨年に続いて仏空軍のラファール戦闘機が日本へ着陸した

お試し価格で全文公開中