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ボーイング、今後20年間の新造機需要は4万4千機
単通路機が需要の71%、旅客回復で機体需要も拡大
ボーイングは7月20日(現地時間)、最新の民間航空機需要予測(CMO)を発表し、2043年までの20年間で約4万4000機近くの新造機需要があるとの予測を明らかにした。これにより2043年に世界全体で運航される航空機数は5万170機に達する見込みとした。
このうち単通路機が3万3380機と、2043年には市場の71%を占める予想。広胴機は8065機、リージョナルジェットは1525機の需要があると推計。貨物専用機も1005機の需要が見込まれるとした。航空機納入数は、ユーラシア大陸が最も多く(全体の22%)、北米(20%)と中国(20%)が続くと予測。
新型コロナパンデミックの発生で落ち込んだ航空旅客需要は、足下で完全回復しつつあり、航空輸送量は20年前にボーイングが予測した長期トレンドに戻っているとのこと。最新のCMOによれば、2023年と比較して、旅客航空輸送量は今後20年間で年平均4.7%増加するとした。
※写真=737MAXのような単通路機が市場を席巻。今後20年で約4万4千機もの需要が見込まれる
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