エアバス、三菱HCらとSAF資金調達ファンド設立

　SAF生産拡大を加速、約2億ドル資金投下へ

　エアバスは7月23日（英国ファンボロー現地時間）、開催中のファンボロー航空ショーで、エールフランス-KLMグループ、アソシエイテッドエナジーグループ、BNPパリバ、バーナムスターリング、三菱HCキャピタル、そしてカンタス航空と共同で、持続可能な航空燃料 (SAF) の生産を加速するべく、SAFの資金調達ファンドに共同出資したことを明らかにした。
　今回ファンドに共同出資したエアバスら7社のパートナー企業は、投資マネージャーのバーナムスターリングアセットマネジメントと協力し、SAF資金調達アライアンス (SAFFA) 投資ファンドを設立した。同ファンドは、エアバスがアンカーインベスターを務め、計7社から合計で約2億米ドルもの資金を集めた。
　パートナー各社は、主として廃棄物ベースの原料を使用した技術的に成熟したSAF生産プロジェクトに投資し、SAFの利用を加速することを目指す。投下する資金は、さまざまなSAF生産経路、地域ごとに分散するという。