エアバス、高速ヘリ実証機「Racer」が時速420km到達

　目標上回る速力達成、回転翼高速化へマイルストーン

　エアバスが開発した高速ヘリコプター実証機「Racer」が、また新たなマイルストーンをクリアした。エアバスは7月23日（英国ファンボロー現地時間）、欧州研究「クリーン・スカイ2」プロジェクトの一環として開発した「Racer」が、目標としてきた高速巡航速度407km/h（220kt）を達成したことを発表した。
　ドローンの社会実装とeVTOLの開発が着々と進むなか、これまでヘリコプターが担ってきた役割の一部を担うようになりつつある。今後、eVTOLの社会実装およびバッテリー容量の拡大が進めば、その流れは加速していく可能性がある。

※画像＝高速ヘリ実証機「Racer」が時速420kmに到達（提供：エアバス）