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2024.07.25

WING

航空局、管制官の出発順序の情報提供を解除

 8月8日から開始、簡潔な交信や確実な復唱など徹底

 国土交通省航空局は、管制官による情報提供を見合わせていた航空機の出発順序、ナンバー1、ナンバー2について、8月8日から再開すると発表した。管制官側は情報提供の際、簡潔な交信と確実な復唱を行い、便名の異なる部分を強調することを心掛ける。パイロット側には滑走路進入の指示・許可の徹底や、疑問のある指示などの確認を徹底するなど、留意事項の周知を図り、再開することを決めた。
 今年1月に羽田空港で発生した航空機衝突事故においては、出発順の情報を聞き違えたパイロットが滑走路へ進んだことで到着機と衝突したと見られており、航空局では当面の間、出発順の情報提供を見合わせるとした。しかし調査の中で離陸順序の情報提供は有益であり、再開を望む声があったとして、事故対策検討委員会が示した中間取りまとめでは、管制官やパイロットへ留意事項を周知した上で解除することを検討すべきとして、この度周知する項目をまとめて公表に至った。

※写真=見合わせていた出発順序の情報提供が解除される

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