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リチウム回収のLiSTie、シードラウンドで1.5億円調達
2040年代にもリチウム枯渇危機、効率回収技術に焦点
高純度・低コストのリチウム回収技術を得意とするLiSTie(リスティー)は7月29日、シードラウンドにおいてユニバーサルマテリアルズインキュベーター (UMI) を引受先とする第三者割当増資により、1.5億円の資金調達を実施したことを発表した。
また文部科学省中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3)の核融合分野 「核融合原型炉等に向けた核融合技術群の実証」において、交付額上限の15億円で採択されたこともあわせて発表した。
LiSTieは、溶液からリチウムのみを選択的に回収する技術であるイオン伝導体リチウム分離法「LiSMIC(Li Separation Method by Ionic Conductor)」の実用化を目指す量子科学技術研究開発機構(QST)発のスタートアップだ。