ANA、渋谷区とUniversal MaaS共同実証

　東京都自治体と初の実証、子育て層にも着目

　全日本空輸（ANA）と渋谷区は7月29日、「Universal MaaS」の共同実証実験を開始することを発表した。共同実証は同日からスタートしており、来年3月末まで継続する。ANAによれば、東京都内の自治体と「Universal MaaS」の共同実証はこれが初めて。また、ANAは太宰府市、NPO法人バリアフリーネットワーク会議、ANAあきんどと協力して、「Universal MaaS」の共同プロジェクトを開始することもあわせて発表した。
　渋谷区との共同実証では、目的地までの最短経路と合わせてバリアフリー情報などの移動参考情報が確認可能な「ユニバーサル地図/ナビ」を導入し、渋谷区を目的地として訪れる方を対象に利用することができるようにする。この実証は国土交通省「令和6年度日本版MaaS推進・支援事業（観光促進型）」に選定された取り組みだ。