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2024.08.01

ウイングトラベル

★イタリア・チンクエテッレのアモーレ通り再開通

 地滑りから12年、世界で最も美しい遊歩道復活

 

 世界で最も美しい遊歩道の1つと言われるイタリア北西部リグーリア州チンクエテッレのアモーレ通り(愛の小道)が、7月27日に12年の閉鎖を経て再開通しました。安全対策に2300万ユーロ以上を投資された。
 アモーレ通りの約900m続く海沿いの遊歩道は、リグーリア州の象徴でもあり、世界でも最も美しく魅力的な遊歩道の1つとされている。この道は、1987年にユネスコ世界遺産に認定されたチンクエテッレの自然の楽園に位置している。
 2012年に地滑りが発生し、その時以来閉鎖されていたが、リグーリア州、水分地質不安定性に対する取組委員会による複合的な再開発と、リオマッジョーレ、チンクエテッレ国立公園、考古学、美術、景観と港湾局の管理組織の協力により、再開通が実現した。
 総投資額は2300万ユーロを越え、そのうちリグーリア州は1200万ユーロ、文化省は690万ユーロ、環境省は300万ユーロ)、市民保護団体は150万ユーロ)を投資した。
 アモーレ通りの再開は、その脆弱な岩壁の地形のために困難だった。復旧作業は2022年1月14日に始まり、7月19日に完了した。
 再開通の前夜、アモーレ通りは観光省協力による開通式が行われ、リオマッジョーレとマナローラの関係者立ち合いのもと、ダニエラ・サンタンケ観光大臣、ジャコモ・ラウル・ジャンペドローネ水分地質不安定性に対する取組委員、アレッサンドロ・ピアナ・リグーリア州会長代理、ドナテッラ・ビアンキ・チンクエテッレ国立公園会長、ファブリツィア・ペクニア・リオマッジョーレ市長が出席した。当日はアモーレ通りのデザインを施された列車が披露されルート開通を花火と音楽ショーで盛り上げた。

※写真=リグーリア州チンクエテッレのアモーレ通りが再開通

※写真=盛大に再開通記念式典を開催