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2024.08.01

ウイングトラベル

★羽田―JFK線、1日3便の利便性訴求

 JALとアメリカン、NYC観光局がイベント

 

 日本航空(JAL)とアメリカン航空(AAL)、ニューヨーク市観光会議局は、旅行会社およびメディア関係者を集めたイベント「Fly to NYC」を共催した。6月28日よりアメリカン航空が羽田―ニューヨーク(JFK)線に新規就航したのに合わせたもので、共同事業を展開するJALとアメリカン航空は、1日3便の運航となった同路線の利便性を訴求。またニューヨーク市観光会議局は、ニューヨーク市の最新情報を伝えた。
 JALとアメリカン航空は2011年より共同事業を展開、共同運航やマイレージ・プログラム、空港ラウンジの相互利用など、幅広い提携を行う。アメリカン航空の就航で、1日3便となった羽田―ニューヨーク(JFK)線は、各フライトで出発時間帯が異なるため、ニーズに合ったフライトの選択ができるようになった。
 日本航空は、同路線にエアバスA350-1000型機を投入、7月より1日2便のすべてのフライトが同機材による運航となっている。同機材は、個室タイプのファーストクラスとビジネスクラス、先日スカイトラックス社の「ワールド・ベスト・プレミアムエコノミークラス」部門ほか計4部門で第1位を獲得したプレミアムエコノミークラスなど、最新鋭のプロダクトを搭載する。
 一方、アメリカン航空は、ボーイング777-200ER型機(10月26日まで。それ以降はボーイング787-9型機)を投入。ビジネスクラス(フラッグシップ・ビジネス)、プレミアムエコノミー、エコノミークラス(足元の広いメインキャビンエクストラ及びメインキャビン)の計273席を提供する。
 また同社は、JFK空港ターミナル8の改修に4億ドルを投資、新しいプレミアムラウンジを開設した。ターミナル8には、アメリカン航空だけでなくJALのフライトも発着、ラウンジの利用も可能だ。
 イベント冒頭の挨拶で、JAL執行役員でソリューション営業本部副本部長及び東京支社長を務める西原口香織氏は「共同事業により、アメリカン航空のネットワークを活かして、アメリカの都市部や中南米への乗り継ぎ、そして相互のマイレージやラウンジのご利用など、お客様に快適な空の旅をご提供している」と述べ、共同事業のメリットを強調。
 また、今回のイベントのために来日したアメリカン航空のエアライン提携責任者ジェフ・オガー氏は、「東京とニューヨークという世界で最も重要で活気あふれる都市を結ぶことは、日米間の距離を縮めるために非常に重要。アメリカン航空とJALは、高品質なプロダクトと利便性の高いスケジュールを提供し、日本からより多くの人がニューヨークを訪れることができるよう努め、今後も皆さまと協力して仕事を進めていきたい」と挨拶した。
 なお、日本航空とアメリカン航空が運航する羽田―ニューヨーク(JFK)線の運航スケジュールは以下の通り(10月26日まで)。
【羽田―ニューヨーク(JFK)】▼JAL006/AAL8403便=羽田11時5分発→JFK11時5分着▼AAL168/JAL7010便=羽田16時半発→JFK16時59分着▼JAL004/AAL8496便=羽田18時半発→JFK18時半着
【ニューヨーク(JFK)→羽田】▼JL003/AAL8495便=JFK1時40分発→羽田4時45分着(翌日)▼AAL167/JAL7009便=JFK11時15分発→羽田14時半着(翌日)▼JL005/AAL8402便=JFK13時半発→16時35分着(翌日)

 

 ニューヨーク市観光会議局が最新情報を紹介

 

 ニューヨーク市観光会議局からは、日本オフィスのアカウント・ディレクターを務める伊藤宏和氏が最新情報を紹介。新規オープンや改修が進むニューヨークの展望施設、映像の放映が可能で、団体旅行の場面でも活用できるブロードウェイの大型ビジョン、開設200周年を迎えたブルックリン美術館、来年のオープンを予定しているブロンクスのヒップホップ・ミュージアムなどについて触れた。また地下鉄で利用できる磁気式の「メトロカード」が今年をもって廃止される予定で、代わりにクレジットカードのタッチ決済にも対応する「OMNY」が現在導入されている。
 また伊藤氏は、オンライン・トレーニング・プログラム「トラベルトレード・アカデミー」を紹介。6つの動画と3択クイズでニューヨーク市に関する観光情報を幅広く知ることができるツールで、動画は日本語字幕を選択、クイズは日本語での出題となる。修了者には「ニューヨーク・デスティネーション・スペシャリスト」の認定証が授与されるほか、先着150名には観光局のロゴをあしらったオリジナルのトードバッグのプレゼントがある。観光会議局では、日本での積極的な参加を呼びかけている。

※写真=左からニューヨーク市観光会議局日本オフィスアカウント・ディレクター伊藤宏和氏、日本航空執行役員ソリューション営業本部副本部長、東京支社長西原口香織氏、アメリカン航空エアライン提携責任者ジェフ・オガー氏