WING
世界初、低軌道衛星通信で遠隔手術に成功
医療格差是正、僻地・離島医療など期待も
徳洲会グループ、大阪大学大学院医学系研究科、リバーフィールドの3者が、低軌道衛星通信を使った遠隔手術の実証に世界で初めて成功した。今後、僻地や離島と都市部の医療格差の是正や、災害時の迅速な医療支援、さらには国境を越えた医療支援活動、あらゆる地域の医師らのトレーニングなど、幅広く応用していくことを目指す。
低軌道衛星は地球に近い軌道(高度2000km以下)を周回しており、静止軌道衛星(高度約3万6000km)と比較して、信号の往復時間が大幅に短縮。これにより遠隔手術に必要な即時性の高い信号伝達が可能となり、4K映像などの大容量データもスムーズに送受信することができるようになるといったメリットがある。