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LSAS Tec、宇宙解析の生成AIを独自開発
クラウドでサービス、生成AIで「STK」等サポートボットも
LSAS TecはAnsysのパートナーとして、マルチドメイン解析を実現する「STK」(システムズ・ツール・キット)、高機能軌道決定ソフトウェア「ODTK」といったCOTS(商用オフザシェル)ソフトウェアの販売などを手掛けている。そのLSAS Tecの米国法人であるLSAS Tec USAのマット・ファーフェティ(Matt・Halferty)最高経営責任者(CEO)とLSAS Tec日本法人の高橋英治(※「高」の字ははしご高)社長が、「宇宙解析の生成AIをLSASとして独自に開発している」ことを明らかにした。この生成AIを活用したクラウドサービスを、日本や米国、ひいてはグローバルな形で提供することを目指す方針だ。
ファーフェティCEOは生成AIを活用して「クラウドベースのウェブサービス上で、様々な宇宙解析、宇宙データのマーケットプレイス、eラーニングのコンテンツ配信をスタートする」とし、「日本や米国、世界のパートナーと協力し、ニュースペース企業にも安価かつ高品質なサービスとして提供しようとしている」とした。もちろん、これらはニュースペースのみならず、政府あるいは大手企業など、幅広いプレイヤーが活用することができるサービスとして展開していく方針だ。
また、日本や米国のみならず、世界全体を見渡せば、宇宙市場に参入するプレイヤーが急速に拡大している現状を踏まえ、「我々のテクニカルサポートをどのように効率化することができるか検討した結果、生成AIを活用したサポート用チャットボットであるLSAS GPTの開発に取り組んでいる」ことにも言及した。