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2024.08.21

WING

ANA下期事業計画、国際線供給量を前年比8%拡大

 欧州線は44%増、成田-ホノルルは週10往復に減便
 
 ANAグループは8月20日、2024年度下期の航空輸送事業計画の一部を変更することを発表した。既報の通り、羽田-ミラノ、ストックホルム、イスタンブールの欧州3路線を開設するほか、羽田-バンコク、成田-バンコク線を増便する。これにより国際線の座席供給量を表すASKは、前年比8%拡大する。その一方、成田-ホノルル線は、来年1月11日以降、現行の週14便から週10便へ減便することを決めた。
 成田-ホノルル線には、総二階建ての超大型機A380を投入し、羽田-ホノルル線とあわせて週21往復便体制を構築した。繁忙期などを中心に同社のホノルル線として過去最高の旅客数を記録し、今年のお盆期間中もパンデミック前の2019年実績に迫る旅客数を確保していたものの、足下では物価高・円安という強烈な逆風に見舞われ、エコノミークラス席を中心に需要の伸び悩みに直面していることも確かだ。
 そこでANAは、成田-ホノルル線のうち、NH182/181便を週7往復から週3往復便へと減便することを決定。同じ成田-ホノルル線のNH184/183便は週7往復を、羽田-ホノルル線のNH186/185便も週7往復をそれぞれ維持する。