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FAA、過去1年間の迷惑客事案43件をFBI送致
21年以降310件以上送致、迷惑行為減少傾向も
日本では、長年、問題となってきた客によるスタッフに対する暴言、暴力、度を超えた要求などの迷惑行為、いわゆるカスタマーハラスメント(カスハラ)対策に、航空会社各社が本腰を入れている。各社はカスハラ対策方針を策定し、組織的に対応するとしたほか、場合によっては警察への通報を含め、断固たる姿勢を講じるとした。
米国でも航空業界における客による迷惑行為は深刻となっており、問題を起こした客は米連邦航空局(FAA)によって最大3万7000ドル(約540万円)もの高額な罰金を科せられるほか、警察機関への引き渡しなど、刑事罰が科せられるケースも多々見られる。