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ユニコーン移転へ初の防衛装備移転円滑化基金
木原大臣、約15億円助成で仕様など調整を認定
木原稔防衛大臣は現地時間の8月20日、日印「2プラス2」後の会見で、インドへ艦船搭載用複合通信空中線「ユニコーン」の移転実現を進めていることについて、同移転をきっかけに「日印間の防衛装備・技術協力をさらに深化させていく」ことを確認したとし、防衛装備移転円滑化基金として初めてとなる約15億円の助成によって、防衛大臣として仕様等調整計画を認定したことを説明した。
今回の日印「2プラス2」および防衛相会談では、「ユニコーン」の移転協議のみならず、共同訓練をさらに複雑化・高度化させる取組みや、インドでの艦艇整備分野協力への検討推進など、今後の日印間の防衛協力・交流を「量的にも質的にも拡大、そして深化させていく契機となる」として、続けて「極めて重要な意義があった」と評価した。今後は日印防衛当局間の大臣レベルを含め、あらゆるレベルで一層緊密に連携・協議を重ねていくとした。