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2024.08.26

WING

住友商事、熱マネジメント技術が切り開く未来

 独自の技術持つ住友精密、100%子会社として開拓

 住友商事は営業グループの縦割り解消のため、営業グループを戦略事業単位(SBU:Strategic Business Unit)制へ改編し、航空SBUおよび防衛宇宙・技術SBUで航空・宇宙・防衛分野の関連事業を推進する。航空SBU長で理事の多々良一郎氏と防衛宇宙・技術SBU長の上野智規氏はWINGのインタビューに応じ、お互いにサポートしながら既存事業のバリューアップはもちろん、新規事業の創出に取り組んでいることを説明した。
 特にこの分野における最近の大きな動きといえば、熱交換機や航空機の脚、半導体などを製造する住友精密工業を株式公開買い付け(TOB)によって100%子会社化したこと。もともと筆頭株主として27%強を出資していたが、さらに約140億円を投じて2022年末には株式100%を保有するに至り、昨年3月に上場廃止として100%子会社とした。