スペースワン、「カイロス」初号機は推力・速度不足

　原因究明成功で2号機は12月中に打上げへ

　和歌山県串本町を拠点に小型ロケット「カイロス」の打上げを目指す宇宙ベンチャーのスペースワンは8月25日、「カイロス」2号機の打上げ計画について、今年12月に設定したことを明らかにした。具体的な打上げ日時は、10月頃にあらためて発表する見通しだ。
　スペースワンの遠藤守取締役は「ずっと成功を続けているロケットであっても、打ち上げまでは最善の注意を払い、どんな小さなことでも問題があるとなれば、一旦立ち止まれということが鉄則」だとし、「いつでも成功のために最善を尽くしながら、少しでも問題があると思えば立ち止まる。そのような考えでいつもいる」ことを明かすなど、引き続き、安全を第一に国産の民間小型ロケット「カイロス」の打上げ成功に全力を尽くすことを強調した。