ウイングトラベル
★英観光庁会長が大阪万博関連で9月11日来日
業界関係者と会談、日本市場プロモーション強化
英国政府観光庁のニック・ドゥ・ボワ会長は、来年開催される大阪・関西万博に向けて、英国の観光の魅力を日本市場に向けてアピールするため、9月11日から14日まで日本に滞在し、万博の英国パビリオンだけでなく、東京でも旅行業界の代表者やメディアと会談し、英国の観光地としての魅力を最大限に伝える活動を展開する。
ドゥ・ボワ会長にとって今回が英国政府観光庁の会長として初の来日で、訪問に先立ち、「2025年大阪・関西万博に向け、東京と大阪を訪れ、重要なパートナーと直接お会いし、日本市場の動向や旅行者のニーズについて聞くことで、英国へのアウトバウンド旅行をさらに推進していきたい」と述べた。
また、同会長は「今回の訪問は、日本からの訪問者の重要性を再確認する良い機会。私たちの温かいおもてなしや、英国を訪れるべき理由を伝えるために、関西万博の機会を最大限に活用したい」と述べ、万博を通じて日本市場でのプロモーション活動を強化する意向を示した。
今回の来日は、英国政府観光庁が日本での広範な活動の一環として行うもので、最新の観光商品をプロモートし、旅行業界との連携を深めることを目的としている。また、日本のメディアを英国に招待し、観光体験をしてもらうプレスツアーも実施される予定。
来年「Starring GREAT Britain」キャンペーン展開
日本人旅行者、25年消費額、26年人数で完全回復
さらに、英国政府観光庁は2025年初頭から展開予定の「Starring GREAT Britain」キャンペーンの計画について紹介。同キャンペーンは映画やテレビのロケ地をテーマに、より多くの日本人訪問者に英国を選んでもらうことをめざす。最新の調査によると、英国訪問を検討している日本人旅行者のうち、70%が映画やテレビのロケ地に興味を持っているという。
英国政府観光庁の予測では、今年の日本から英国への訪問者数は約29万9000人で、2023年比で33%の増加が見込まれている。また、訪問者消費額は前年比44%増の351億ポンドが見込まれている。
英観光庁では、航空路線の回復も順調に進んでおり、航空券の予約状況も回復基調にあり、日本からの訪問者数が2026年までに2019年の水準に戻り、2025年までには旅行消費額も完全に回復するとの見通しを示している。
※写真=大阪・関西万博に向けて来日する英国政府観光庁のニック・ドゥ・ボワ会長(出典:英国政府観光庁ウェブサイト)