★ヒルトン東京、数億円規模の宴会場改装に着手

　10月完了、新宿の歴史と文化を反映したデザイン

　ヒルトン東京は、国内外のビジネス需要拡大に対応し、MICE向けの宴会場スペースの大規模改装が10月に完了する。今回の改装プロジェクトでは、数億円規模の投資を行い、3階の宴会場フロアを全面的にリニューアルするとともに、約200㎡のスペースを増設する。
　今回の改装は、同ホテルが立地する新宿の歴史や文化を取り入れたデザインが特徴で、100年以上にわたり地域で培われてきた技術や伝統を反映したとしている。伝統的な新宿の木造建築を彷彿とさせる「茶色」、藍染めの技術を表現した「藍色」、さらに武家屋敷を想起させる「黄金色」など、伝統色を基調とした洗練されたデザインが施される。
　改装された3階の宴会場エリアには、4つの宴会場、5つの会議室、ブレイクアウトエリア、プレファンクションルーム、レクチャーホールが設けられる。これらのスペースは、用途に応じて柔軟に連結・分割が可能で、スクール形式やシアター形式など様々なレイアウトに対応する。また、最新のAV・IT技術を取り入れ、最高品質のLEDスクリーンやデジタルオーディオ技術が導入するという。
　フィリックス・ブッシュ総支配人は、「引き続き日本のトップMICEホテルとして、国内外から訪れるゲストに最先端の施設と地域に根ざしたデザインを提供し続けることができる」とコメントしている。
　同ホテルでは、今回の改装プロジェクトはヒルトン東京が今後も国内外のMICEイベント市場で競争力を維持し、さらなる成長を目指すための重要な取り組みとし、来年夏には4階の大宴会場の改装も予定している。

※画像＝数億円投資し、宴会場改装に着手