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双日、橋本新体制で強みを「面」「塊」へ昇華
橋本本部長が描く成長ストーリーは如何に
今年4月に航空・社会インフラ本部長に就任した橋本政和常務執行役員(以下、橋本本部長)が就任した。双日は今年4月1日付で、従来の「航空産業・交通プロジェクト本部」の領域の一部を再編し、「航空・社会インフラ本部」へと改組。同本部を率いることになった橋本本部長は、これまで環境・産業インフラ本部長を務めるなど、環境・インフラ畑を中心に要職を歴任してきた人物。2021年4月に常務執行役員インフラ・ヘルスケア本部長に就任して以降、22年4月には人事・総務・IT業務担当本部長に就任した。
環境・インフラや人事などで経営手腕を発揮した橋本本部長は、双日航空部隊を率いるようになってから約4カ月。鋭い眼光で双日航空部隊の強みを如何に見るか―――。橋本本部長は「当社の航空および防衛事業は、高い専門性を有している。ネットワーク、インテリジェンス、ビジネスの妙など、60年以上もの長きに亘って積み上げてきた他社には無い強みがある」ことに言及した。こうした強みをテコに「異業種との融合が進む外的環境を踏まえ、専門性に多様性の要素を加え、我々の強みを昇華し、点から線、線から面、そして塊へと事業の幅出しを加速していきたい」と話すなど、新体制の下で横展開によるグループ・シナジーを発揮し、事業の更なる拡張と強化を図っていくとの方針を明かした。
※写真=ボンバルディアのシンガポールサービスセンター内にフェニックスジェットの拠点を開設(提供:フェニックスジェット)
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