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2024.09.09

WING

テックササキ、アルミ製トレーラーハウス量産開始

 コロナで大ピンチ、窮余の策で誕生したアイデア

 航空機やロケット部品の製造・組立、治工具の設計・制作などを手掛けているテックササキは、アルミ製トレーラーハウス「GLOBER 」(グローバー) の本格量産をスタートした。
この「GLOBER」は特徴的な曲面が目を引くアルミ製の車体と、自在にカスタマイズできる内装をあわせ持つトレーラーハウス。同社の事業パートナーである両備ホールディングスのSOREX (ソレックス) ブランド取扱店を通じて販売を展開する。
 「GLOBER」は、航空宇宙産業のメッカである愛知県などの複数企業が連携して開発・製造したトレーラーハウスだ。航空機産業は新型コロナウイルス感染症によるパンデミック下において、仕事量が大幅減となるなど、危機に直面。テックササキら愛知県下の航空機産業も大打撃を受け、存亡の危機に立たされた。テックササキは製造業としてのこれまでのあり方を変えざるを得ない環境下において、長年、航空機・宇宙機器の製造で培った技術力を活用することができないかを模索していた。