伊藤忠、Killick社に出資でアフターマーケット参入

　航空機リース事業と親和性高く整備需要も旺盛

　伊藤忠商事はアイルランドに拠点を構えるKillick Aerospaceに出資し、航空機アフターマーケット事業に参入した。Killick社は航空機のパーツアウト、中古部品販売、OEM部品販売、エンジンリースなどを展開している。
伊藤忠商事は、新型コロナパンデミックで落ち込んだ航空機需要が急速に回復しているほか、今後は安定的な成長が見込まれると分析。さらに、整備においては新造部品に加えて、適切な検査や修理を行い航空当局の承認を得た中古部品の使用が年々増加しており、第3者機関（Acumen Research and Consulting Report）の予想では中古部品の需要は2032年に現在の約1.5倍となるおよそ110億米ドル規模になることが見込まれているとして、今回の出資を決めた。

※画像＝伊藤忠商事がアフターマーケット事業に参入。Killick社に出資した（提供：伊藤忠商事）