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JAL国内双通路機で新方式搭乗、平均50秒時間短縮
PBBも通路ごとに使い分け、出発のストレス緩和へ
日本航空(JAL)は9月11日から、国内線の双通路ワイドボディ機に新たな搭乗方法を採用し、搭乗時の機内混雑を緩和と着席までにかかる時間の短縮を実現した。新方式では優先搭乗のグループ1・2以降、グループ3を機体後方と窓側座席の搭乗とすることで、現行のグループ5を廃止する。ボーディングブリッジ(PBB)を2本使用するときは、L2ドアの利用を後方左側座席の旅客のみとする。この新方式によって、着席まで平均20分かかっていた時間を約50秒短縮できるようになる。
これまでの搭乗方法は、事前改札後に優先搭乗(グループ1・2)が搭乗を開始すると、機体後方座席40番以降のグループ3(非常口座席含む)、機体中央20番以降のグループ4、機体前方含む全旅客が対象のグループ5の順番に分かれて搭乗していた。この場合、手荷物の格納に手間取るなど旅客が立ち止まってしまうと、機内混雑の原因となっていた。
そこで新方式では、優先搭乗のグループ1・2までは従来と同じだが、新グループ3では従来の機体後方40番以降に加えて中・前方の窓側A・K列の旅客が搭乗する。その後、中・前方中央寄り席を含む全旅客が対象のグループ4が搭乗することになる。窓側座席の旅客が手荷物の格納に手間取っても通路を塞がないようなグループ分けとなっている。
※写真1=11日のJL915便で新搭乗方式を採用
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