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空飛ぶクルマ市場、世界で250兆円規模
熾烈な開発競争、日本は基幹産業にすることができるか?
デロイト・トーマツコンサルティングの桐原祐一郎氏はこのほど、空飛ぶクルマの市場規模について、サービスと機体製造をあわせて、世界全体で約250兆円規模に達するとの見方を示した。
このうち「ヒトの移動に関する市場規模は9兆円、モノの移動に関しては240兆円」との見方を示しつつ、「将来の基幹産業になりえる」との見解を示した。日本は自動車産業を世界トップレベルの産業へと成長させた。一方、航空機産業は欧米メーカーの下請け的な立場にあることは否めないものの、高い技術力などを武器に、しっかりとその地位を示してきた。空飛ぶクルマという新たなモビリティに世界の視線が集まるなかで、技術立国を標榜してきた日本が、この分野でしっかりとした国際的な競争力を持つことができるのか。空飛ぶクルマを巡る熾烈な戦いの火蓋は、既に切って落とされている。
※画像=空飛ぶクルマの市場規模は、世界全体で約250兆円規模に達するとの見方、「将来の基幹産業になりえる」とする(提供:エアバス)