「羽田で過ごす」、THE HANEDA HOUSEオープン

様々な時間消費型・コト体験施設を集積

　日本空港ビルデングは12月19日、羽田空港第1ターミナルビル5階にオープンした「THE HANEDA HOUSE」を報道陣に公開した。今回オープンする「THE HANEDA HOUSE」は、かつて航空会社のオフィスが入居していたフロア約4000平方m転用、時代を反映して、独自性・個性重視といった「カスタマイズ」という消費行動に即した14店舗が入居している。
　オープニングセレモニーに先立ち、施設概要と本施設の意義を日本空港ビルデング取締役副社長執行役員の宮内豊久氏が、報道陣に対して説明した。「今回の開発は、羽田空港には年間約8500万人の利用者があり、一日当たり約24万人が搭乗客として利用しており、約5万人の空港従業者を加えると約30万人が毎日羽田空港に集っていることや、昨今世界的な潮流として空港が通過する場所から、滞在する場所へ変化しつつあるという点が大前提としてある」とした上で、「消費行動が「モノ」から「コト」へ変化していることから、独自性・個性重視、「カスタマイズ」を重視した店舗を厳選し、“時間消費型・コト体験施設”を集積した、“羽田で過ごす”を開発のメインコンセプトに据えた」と今回の開発の意義を語った。また本紙のターミナルビルの5階という立地でどのように集客していくかとの質問に対して宮内氏は「LDHによるエンターテインメントレストランやボクシングといった魅力的な施設があることをまず利用者に知って頂く」と述べ、「その上でこの施設のことを拡散してもらい、“このTHE HANEDA HOUSEに行ってみようか”と目的地になってもらえるようにする。」と語っている。

※写真＝報道陣に対して説明する日本空港ビルデング取締役副社長執行役員の宮内豊久氏

※写真＝昨今の時代を反映して、独自性・個性重視といった「カスタマイズ」という消費行動に即した14店舗が入居

※写真＝スターバックスコーヒーには滑走路が一望できる展望席やゆっくりと滞在が楽しめるソファー席を設置している