ベトナム軍へ譲渡した資材運搬車の操縦など教育

　的確な運用へ関係者を招へい、両国間協力が進展

　防衛省は9月17日からベトナム軍関係者を招へいして、譲渡した資材運搬車の操縦・整備関連の教育を陸上自衛隊施設学校および製造会社で行っている。招へい期間は10月24日までで、この間に的確な運用を行うための技能の習熟を図る。
　資材運搬車の譲渡については、2023年末の日ベトナム首脳会談で両国の関係が「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げされたことを機に交流が促進していく中で行われた。昨年12月には、防衛装備品に関する防錆表面処理加工技術のベトナムへの移転が実現。それに加え、今年7月に日ベトナム防衛装備品・技術移転協定に基づくかたちで中古の資材運搬車の譲渡について、細目取極および防衛当局間取決めの署名が行われた。また8月には日ベトナム防衛相会談で、同取組みが歓迎されると、引き続き防衛装備・技術協力の分野で協力を推進していくことで一致している。

※写真＝中古車両をベトナムへ譲渡した資材運搬車（提供：防衛省）