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空港コンセッション検証会議、とりまとめ発表
国土交通省は12月19日、空港コンセッション検証会議のとりまとめ報告書を発表した。この検証会議は、これまで取り組んできた空港コンセッションの案件を有識者により検証し、目的の再整理や仕組みの改善策の検討を今後の案件に反映させるためのもので、8月9日に検証会議を立ち上げ仙台空港、高松空港、福岡空港について検証を行ってきた。国交省では、本とりまとめ報告書を踏まえ、改善策について速やかに実施していくとしている。
取りまとめ報告書では目的の再整理として、空港コンセッションを進めるにあたり、災害時に等における対応も含めた空港の安全・安心が確保されることが前提とした上で、「航空需要・旅客・内外の交流人口の拡大等を通じた空港・地域の活性化、ひいては日本全体の活性化の実現」と、「航空系事業と非航空系事業の一体的経営、着陸料等設定の機動性や柔軟性の確保、民間のノウハウの活用等による空港運営の効率化を図りつつ、航空運送事業者や空港利用者の利便の向上の実現」を2つの大きな柱として再整理した。