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能登半島の大雨で自衛隊約1400人態勢の災害派遣
防衛省・自衛隊は、9月21日に石川県で発生した豪雨災害を受けて災害派遣を実施。24日現在、陸上自衛隊および航空自衛隊が約1400人態勢で人命救助、情報収集、道路啓開、物資輸送、給水支援等を行った。
24日には、輪島市町野町で陸自第10高射特科大隊(豊川)が給水支援を行った。また町野町および久手川町で陸自第372施設中隊(鯖江)が道路啓開活動を実施。そのほか輪島市内の各県道で陸自第10施設大隊(春日井)、空自第23警戒隊(輪島)が道路啓開を行った。
珠洲市では、大谷地区で陸自第14普通科連隊が人命救助活動を実施。市内では陸自第14普通科連隊、陸自第10特殊武器防護隊(守山)が巡回して給水支援活動を実施した。中谷地区では陸自第14普通科連隊が物資輸送活動を実施。また市内の各県道では陸自第382施設中隊(富山)が道路啓開を行った。
能登町では、内浦総合公園で陸自第10特殊武器防護隊が給水支援活動を実施。北河内地区では陸自第14普通科連隊が物資輸送活動を実施した。
そのほか陸自中部方面航空隊(八尾)が回転翼機による情報収集活動を行った。
23日までの活動で、救助した人数は62人で、輸送した物資が8.5トン(糧食、飲料水、携帯トイ
レ、オムツ等衛生用品等)、啓開した道路が約1000メートル、(国道249号、県道52号等)、給水活動では水約34トンだった。
※写真=航空機による派遣と珠洲市での物資輸送の様子(提供:陸上自衛隊)