ウイングトラベル
★アエロメヒコ航空が創立90周年
メキシコでイベント、新ブランドイメージ発表
アエロメヒコ航空(AMX)はこのほど、創立90周年を記念したイベントをメキシコシティで開催し、新たなブランドイメージを発表した。同社は、新機材の導入やネットワークの拡大、アプリのリニューアルを通じ、さらなる発展を目指す姿勢を示した。
同社のアンドレス・コネッサCEOは、イベントの中で「アエロメヒコ航空ファミリーの一員として、1万6000人以上の従業員が90年にわたる航空会社の成功を支えてきた」と語り、従業員、顧客、そしてパートナーへの感謝を述べた。
イベントでは、3機の航空機を披露。同社の最初の航空機「スティンソンSR」と、マヤ文明の神ククルカンをモチーフに、メキシコを象徴する花や鳥が描かれた90周年記念特別塗装のボーイング737MAX-9型機、そして新ブランドイメージを纏ったボーイング737-800型機を展示した。
アエロメヒコ航空はこれまでに延べ5億人以上を輸送し、現在は3大陸90都市に向けて100以上の路線を運航、メキシコ最大の航空ネットワークを誇る。
今年はデルタ航空との提携により、アメリカへ新規12路線を開設。さらに13路線を追加する予定となっている。またコロンビアのカルタヘナへの新規就航も計画している。現在、提供座席数は月間230万席に達しており、年末までには260万席に拡大すると見込まれている。
さらに同社は、過去3年間で60機の航空機を導入し、現在は157機を保有、保有機材数でもメキシコ最大を誇る。新機材の導入だけでなく、エンブラエル190型機には段階的に機内インターネットサービスを導入するなど、機内プロダクトの改善にも多額の投資を行っている。
加えて、アエロメヒコ航空は定時運航率において世界トップ10にランクインし、今年は月間で4回、世界一の定時運航率を達成した。
新ブランドイメージでは、現在採用されている象徴的な「カバジェロ・アギラ」(イーグルナイト/鷲の戦士)のイメージがさらに進化し、ダイナミズムと現代性を取り入れつつ、より温かみのある印象に刷新する。 12月には客室乗務員と地上スタッフの新しいユニフォームを導入する。新制服ではメキシコのファッションブランドがデザインを担当し、チアパス州の職人による手刺繍が施されることになっている。
※写真=ククルカンをモチーフとした90周年特別塗装機