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2024.09.27

WING

装備庁、インダストリーデーで日米産業協力進展

 DICAS作業部会の同時開催、米装備の整備協力推進

 防衛装備庁は9月26・27日、日本の防衛産業と米軍や米軍防衛産業とのマッチング機会を創出する「インダストリーデー」を都内で開催し、日米双方の防衛関連事業者などによる展示会および講演会を行った。2022年から今回で3回目の開催となる中、日米企業ならびに米軍の補給・調達部隊など28もの企業・機関がブースを展開して熱のこもったプレゼンを行った。
 今回のインダストリーデーは、日米防衛産業協力・取得・維持整備定期協議「DICAS」の各作業部会を並行して行う。DICASの原則である、技術移転促進による日米win-winの事業、防衛産業基盤強靭化、課題克服への関係者連携、日本企業能力の理解を追求して、ミサイルの共同生産や、米空軍航空機維持整備、サプライチェーンの強靭化などの検討を進める。
 DICASは、重点が置かれていた従来の政府間協議から発展させ、防衛産業能力を重要課題の1つとして位置付けて発展的に改変した枠組み。 インダストリーデーはまさに日米防衛産業を含む官民連携をより強化していく取組みであり、DICASを並行して進めていくことで、装備技術協力を具体化させつつ、日米間の防衛産業協力を深掘りしていくことになる。