ヤマト運輸、空港・ホテル等にスマホで送り状発行ツール提供

　10月末までに全国約300カ所導入

　ヤマト運輸は10月1日から、全国のホテルや空港などの観光施設を対象に、スマホで送り状の発行ができる「簡易伝票発行ツール」の提供を開始した。同社によれば、10月末までに全国約300カ所に導入する計画だ。
　旺盛な訪日旅客需要を背景に、大型スーツケースなど、大きな荷物を持った観光客の増加によって電車内が混雑したり、宿泊施設では荷物の一時預かりや発送業務の増加による受付業務の負担が大きくなるなど、さまざまな問題が生じている。
　そうしたなかヤマト運輸としては、駅や観光スポット周辺での手荷物の一時預かりなど、手ぶら観光を支援するサービスを提供してきており、昨年からスマホで送り状の発行ができる「簡易伝票発行ツール」を一部の観光施設に導入し、その実用化に向けた検証を行ってきていた。

※写真＝専用端末から送り状を利用者が発行する様子（提供：ヤマト運輸）