記事検索はこちらで→
2024.10.02

ウイングトラベル

★「アメリカ旅行企画コンテスト」大いに盛り上がる

 日米観光交流年記念、学生が渾身のツアー企画

 ツーリズムEXPOジャパン2024では、日米観光交流年を記念して、学生による「アメリカ旅行企画コンテスト」最終審査会が会議棟で開催され、73の応募件数の中から最優秀グランプリに、阪南大学国際観光学部国際観光学科の村田歩夢さんがプレゼンした「父と息子の宇宙旅行計画〜お父さん派男子になるための7つのMission〜」が受賞した。

 準グランプリには跡見学園女子大学篠原ゼミの「60年前のアメリカンドリーム!今蘇る!令和の女子大生の“夢満載”のアメリカ旅」、審査員特別賞には流通科学大学人間社会学部観光学科の嶋津双羽さんよる「ベースボールを体感セヨ。観て交わって。シカゴをまるっと好きになるタビ」がそれぞれ受賞した。

※写真=「アメリカ旅行企画コンテスト」の各賞受賞者(上段)と審査委員(JATA提供)

 同コンテスト最終審査会には200名以上の旅行業界関係者や学生が参加し、学生の練りに練ったプレゼンテーションに大いに盛り上がった。学生のツアー企画の中には、旅行会社があまり企画・造成しないアメリカ各州を深堀りしたニッチなものから、アメリカの自然、歴史、文化などをフィーチャーしたものまでバラエティに富んだ応募作品が並んだ。

 最優秀グランプリ作品は、Z世代の息子と父親がつくば、テキサス州、フロリダ州の宇宙関連施設を訪れ、感動のロケット打ち上げを見学し、父と子の絆を深めるツアー。審査員がその斬新さを評価した。

 また、準グランプリ作品は篠原ゼミの旅好きな女子学生の夢を叶えるアメリカツアーで、60年代の古き良きアメリカと令和の女子学生の憧れが交差する時代を超えた視点が評価された。

 審査員特別賞作品は、野球好きの若者がシカゴを旅し、シカゴ・カブスのリグレー・フィールドを訪れ、ベースボールを満喫するとともに、ホワイトソックス、独立リーグのシカゴ・ドッグスの試合観戦やスポーツバーで地元ベースボールファンとも触れ合う野球少年の夢を叶える野球三昧のツアー。

 審査委員長を務めたブランドUSA日本オフィスの高久渉旅行業界担当ディレクターは、「たくさんの非常に面白いアイデアがあって、われわれ旅行業界のプロとしても、学ぶことが多かった。それぞれの賞に選ばれた作品は独創性や企画力が非常に優れていることが評価された。皆さんがこれから旅行業界に羽ばたかれ、われわれと一緒に仕事ができることを楽しみにしている」と語った。