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テラドローン子会社、欧州港でUTM導入から5年
港湾業務にドローン統合成功、直近3年で7336件運航
テラドローンは、子会社でベルギーに拠点を置く運航管理システム(UTM)プロバイダーのユニフライが、アントワープ・ブルージュ港への自社UTMの試験導入から5年を迎えたことを発表した。港湾業務の効率性と安全性を大幅に向上することに寄与したという。
EUのドローン実装のための規制の枠組みまで含めた運航管理に関する概念である「U-Space」を、実際の環境や社会と統合していくことを目的としたSAFIRプロジェクトの一環として、2018年にドローンの安全かつ柔軟な運用を目指した実証実験が開始された。その翌年の2019年には、アントワープ・ブルージュ港において、ユニフライのUTMを活用し、複数のドローンの運用や衝突回避のデモンストレーションが実施された。この成果を受け、2020年にアントワープ・ブルージュ港とユニフライとの間で正式導入のための契約が締結され、ユニフライのUTMが本格的に運用された。
※画像=アントワープ・ブルージュ港では何機ものドローンが飛び交う(提供:テラドローン)
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