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KLM、抜本的コスト構造改革へ対策パッケージ
新本社ビルなど投資凍結、組織再編や生産性向上
KLMが、同社の財務体質を抜本的に改善するための対策に乗り出した。生産性の向上を図るほか、組織のスリム化、コスト削減、投資の再検討・延期など、多角的な観点から対策を深掘りする方針だ。
KLMによれば、売上ベースでは拡大しているものの、さまざまな資器材や人件費、空港使用料が高騰していることが背景にあるとのこと。総合的な対策パッケージを打ち出すことにより、短期的に営業利益を4億5000万ユーロ改善することを目指す。さらにエールフランス-KLMグループの目標に沿って、2026~2028年までに構造的利益率が8%以上とすることを目標に据えた。こうした財務体質を改善進めることで、低燃費機材への機材更新と顧客体験の改善に計画されている10億ドルの投資を実現する方針だ。
※写真=KLMが抜本的な財務体質改善へ総合対策パッケージ。資材、人件費、空港使用料の高騰などが背景にある(提供:KLM)
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