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2024.10.15

ウイングトラベル

★関空9月、訪日好調で旅客数は前年比19%増の250万人

 国際線27%増の190万人、国内線1%減で60万人に

 

 関西エアポートがまとめた9月の関西空港の利用状況に関するフラッシュレポートによれば、航空旅客数は前年同月比19%増加した249万7468人となった。なかでも国際線旅客数は訪日需要が追い風となり、27%も伸びた189万5571人だった。一方、国内線旅客数は1%減少した60万1897人だった。
 国際線の方面別旅客数トップは韓国で、53万3000人を記録。8月はトップの座を中国に明け渡したが、再びトップに返り咲いた。2番目に旅客数が多かった中国線は46万①000人となり、東南アジアが29万9000人、台湾は21万9000人と続いた。さらに、香港・マカオが18万4000人、ハワイ・オセアニア・グアムは5万7000人、その他(北米・欧州・中東など)は14万4000人だった。
 航空機の発着回数は、国際線・国内線合計で前年同月比15%増加した1万6412回に。このうち国際線は24%増の1万2287回、国内線は5%減少した4125回だった。
 国際線の発着回数を方面別に紐解くと、もっとも多かったのは中国線の3294回だった。ただ、中国線はコロナ禍からの回復が遅れており、コロナ前の2019年9月実績と比較すると、未だ78%の回復レベルに留まっている。
 中国線に続き発着回数が多かったのは韓国線の1080回(コロナ前比:94%)で、東南アジアは1497回(同:89%)、香港・マカオ1092回(同:112%)、台湾1080回(同:94%)、ハワイ・オセアニア・グアム279回(同:54%)、その他567回(同:88%)だった。
 なお、同じく関西エアポートが運営・管理している伊丹空港の旅客数は前年同月比6%増の129万2650人、航空機発着回数は前年並みの1万1256回だった。神戸空港の旅客数は6%増えた31万5117人で、航空機発着回数は2%減少した2846回だった。

 

※写真=旺盛な訪日需要を軸に利用者が伸びる関西空港。9月は約250万人が利用した