★訪日旅行需要拡大へ、新規課題の早期拾い上げに注力

　秡川観光庁長官「アップトレンドの流れ継続を」

　観光庁の秡川直也長官は10月16日に行われた業界紙各紙との会見で、今年の訪日外客数が9月までの累計で昨年1年間の実績を上回ったこと。そしてインバウンド消費額が1-9月期として過去最高水準に到達したことを報告した上で「ここまで取り組んできた一連の政策が着実に実を結びつつある」と評価するととともに、「訪日外客数3500万人台への到達と消費額8兆円超えが視野に入ってきた」と改めて強調した。そうした中でさらなる成長に向けて「既存の政策についてはさらなる磨き上げを図っていく。その一方で、新たな課題を拾い上げていき、対策を講じていくことで、アップトレンドの流れを継続させていきたい」という考えを示した。

　訪日外客数、3500万人台到達が現実味に
　出入国手続きの混雑緩和へ関係省庁と連携強化